Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
6.腹腔鏡による肝後上区域の切除に必要な解剖学的メルクマール
Anatomical merkmal of the laparoscopic liver resection for the posterosuperior segments
金沢 景繁
1
,
高台 真太郎
1
,
清水 貞利
1
,
村田 洋哲
1
,
田嶋 哲三
1
,
栗原 重明
1
A. Kanazawa
1
,
S. Kodai
1
,
S. Shimizu
1
,
A. Murata
1
,
T. Tashima
1
,
S. Kurihara
1
1大阪市立総合医療センター肝胆膵外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除術
,
肝後上区域切除
,
腹腔鏡下系統切除術
Keyword:
腹腔鏡下肝切除術
,
肝後上区域切除
,
腹腔鏡下系統切除術
pp.547-551
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_547
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肝後上区域に対する腹腔鏡下肝切除を安全に施行するためには,腹腔鏡のメリットを十分に生かしたアプローチ,腹腔鏡独自の視野での解剖の理解と手術手技の習熟が必要である.右葉の授動,肝後上区域Glisson枝の確保,肝切離の際のトロカール位置や切離手順など,腹腔鏡下にそれぞれの解剖学的メルクマールを認識し,手順を定型化しておくことで,難易度の高い肝後上区域に対する腹腔鏡下肝切除が無理なく適応できる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022