特集 内視鏡外科手術に必要な局所解剖─肝胆膵脾
腹腔鏡下肝切除術に必要な肝門部の局所解剖
杉岡 篤
1
,
加藤 悠太郎
1
,
棚橋 義直
1
,
吉川 潤一
1
,
小島 正之
1
,
安田 顕
1
1藤田医科大学総合消化器外科
キーワード:
Laennec被膜
,
肝外Glisson鞘一括確保
,
腹腔鏡下肝切除術
Keyword:
Laennec被膜
,
肝外Glisson鞘一括確保
,
腹腔鏡下肝切除術
pp.717-733
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001681
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肝門(hepatic hilum)とはCouinaudによれば,語源的には「小さなもの,とるに足らないもの」という意味である1)。しかし,実際には肝門部には多くの脈管が集中しており,肝切除において肝門部の解剖を熟知し,適切に処理することは,内視鏡外科手術のみならず開腹手術であってもきわめて重要である。
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