Japanese
English
特集 肝胆膵外科領域のロボット支援下・腹腔鏡下手術
I. 肝臓
5.S7,S8領域の切除のコツと注意点
Tips and pitfall of the minimally invasive liver resection for the tumor in the segment 7 and 8
金沢 景繁
1
,
高台 真太郎
2
,
長嶋 大輔
2
,
渡邉 元己
2
,
石原 敦
2
,
永川 裕一
3
A. Kanazawa
1
,
S. Kodai
2
,
D. Nagashima
2
,
G. Watanabe
2
,
A. Ishihara
2
,
Y. Nagakawa
3
1東京医科大学消化器・小児外科学分野/大阪市立総合医療センター肝胆膵外科
2大阪市立総合医療センター肝胆膵外科
3東京医科大学消化器・小児外科学分野
キーワード:
腹腔鏡下肝切除術
,
ロボット支援下肝切除
,
後上区域肝切除
Keyword:
腹腔鏡下肝切除術
,
ロボット支援下肝切除
,
後上区域肝切除
pp.1282-1287
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1282
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胸郭に囲まれた部位にある肝S7およびS8に対する低侵襲肝切除は,大きな創を必要とする開腹下肝切除に比べ体壁破壊がきわめて少ないものの,動作制限や視野展開などの制約があり難易度が高い.トロカール位置や右葉の授動,Glisson枝の確保,肝切離の際の視野展開などのコツとピットフォール,対処法を理解し手術に臨むことが安全性の担保に重要である.また,動作制限の少ないロボット支援下肝切除の利点が活かせる部位であると考えている.
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