Japanese
English
特集 消化器癌に対する最新の集学的治療戦略
II. 各論
6.胆道癌の集学的治療戦略
Updated multidisciplinary therapeutic strategy for biliary tract cancer
江畑 智希
1
,
水野 隆史
1
,
横山 幸浩
1
,
伊神 剛
1
,
山口 淳平
1
,
尾上 俊介
1
,
深谷 昌秀
1
,
上原 圭介
1
,
宮田 一志
1
,
相場 利貞
1
,
梛野 正人
1
T. Ebata
1
,
T. Mizuno
1
,
Y. Yokoyama
1
,
T. Igami
1
,
J. Yamaguchi
1
,
S. Onoe
1
,
M. Fukaya
1
,
K. Uehara
1
,
K. Miyata
1
,
T. Aiba
1
,
M. Nagino
1
1名古屋大学腫瘍外科
キーワード:
胆道癌
,
集学的治療
,
術後補助化学療法
Keyword:
胆道癌
,
集学的治療
,
術後補助化学療法
pp.851-858
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_851
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胆道癌における集学的治療として,切除後の補助化学療法の有効性が現在検証中である.逆にいうと,胆道癌では術後補助化学療法でさえいまだに確立されていない.現時点では「第一に切除を行い,その後は無治療経過観察」が基本的な方針である.一方,さまざまな理由で切除不能とされた胆道癌の中には,化学療法が奏効し外科切除が再考されることがある.このような症例をどのように扱うかは今後の検討課題である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018