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特集 進行直腸癌のベストプラクティス
II. 各論
5.局所再発直腸癌の再発部位を意識した治療戦略
Strategy for locally recurrent rectal cancer base on the site of recurrence
小倉 淳司
1
,
上原 圭介
1
,
相場 利貞
1
,
江畑 智希
1
,
横山 幸浩
1
,
國料 俊男
1
,
伊神 剛
1
,
深谷 昌秀
1
,
水野 隆史
1
,
山口 淳平
1
,
宮田 一志
1
,
尾上 俊介
1
,
渡辺 伸元
1
,
梛野 正人
1
A. Ogura
1
,
K. Uehara
1
,
T. Aiba
1
,
T. Ebata
1
,
Y. Yokoyama
1
,
T. Kokuryo
1
,
T. Igami
1
,
M. Fukaya
1
,
T. Mizuno
1
,
J. Yamaguchi
1
,
K. Miyata
1
,
S. Onoe
1
,
N. Watanabe
1
,
M. Nagino
1
1名古屋大学腫瘍外科
キーワード:
局所再発
,
直腸癌
,
側方再発
,
術中放射線療法
Keyword:
局所再発
,
直腸癌
,
側方再発
,
術中放射線療法
pp.742-748
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_742
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局所再発直腸癌に対する治療戦略は施設間差が大きく,外科医のdecisionが患者の人生を大きく左右する可能性がある.そのため,われわれは限られた症例の中で外科治療の限界と可能性を判断し,治療戦略を決定していく必要がある.一般的に局所再発直腸癌の長期予後は不良で,特に側方再発パターンは手術の難易度も高くかつ予後がわるい.当科のデータからも,いかにして側方再発をR0切除するかが大きな課題である.そのためには坐骨神経周りの詳細な解剖の理解とピットフォールを熟知しておくことが必須である.さらに必要に応じて術中放射線療法などの追加治療を行うことによって,さらなる治療成績の向上をめざしている.
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