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特集 血管再建を伴う高難度肝胆膵外科手術
6.肝門部領域胆管癌に対する肝動脈合併切除再建を伴う左側肝切除
Left-sided hepatectomy combined with hepatic artery resection for perihilar cholangiocarcinoma
尾上 俊介
1
,
水野 隆史
1
,
渡辺 伸元
1
,
川勝 章司
1
,
横山 幸浩
1
,
伊神 剛
1
,
山口 淳平
1
,
砂川 真輝
1
,
馬場 泰輔
1
,
江畑 智希
1
S. Onoe
1
,
T. Mizuno
1
,
N. Watanabe
1
,
S. Kawakatsu
1
,
Y. Yokoyama
1
,
T. Igami
1
,
J. Yamaguchi
1
,
M. Sunagawa
1
,
T. Baba
1
,
T. Ebata
1
1名古屋大学腫瘍外科
キーワード:
肝門部領域胆管癌
,
左葉切除
,
左3区域切除
,
動脈切除
Keyword:
肝門部領域胆管癌
,
左葉切除
,
左3区域切除
,
動脈切除
pp.145-154
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_145
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肝門部領域胆管癌に対する肝動脈合併切除再建術は大部分が左側肝切除に併施される.血管合併切除の要否の最終判断は,術中の肉眼所見で決定する.術中は切除側肝をうっ血させないことが肝要である.手術手順は肝離断後,①後区域胆管の切離,②右肝動脈の切離,③門脈の切離の順に行い,切除側肝の流入血を完全に絶ったうえで中肝静脈・左肝静脈を切離し,標本を摘出する.本手術は安全性および長期成績が専門施設で検証され,治療の選択肢として定着した.
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