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特集 直腸癌局所再発に挑む—最新の治療戦略と手術手技
総論
局所再発直腸癌の治療方針—臓器温存手術や遠隔転移併存症例の手術適応も含めて
Treatment strategies for locally recurrent rectal cancer:surgical indications for organ-preserving surgery and cases with distant metastasis
村田 悠記
1
,
上原 圭
1
,
小倉 淳司
1
,
杉田 静紀
1
,
渡辺 伸元
1
,
砂川 真輝
1
,
尾上 俊介
1
,
宮田 一志
1
,
山口 淳平
1
,
水野 隆史
1
,
伊神 剛
1
,
國料 俊男
1
,
横山 幸浩
1
,
江畑 智希
1
Yuki MURATA
1
1名古屋大学腫瘍外科学
キーワード:
局所再発直腸癌
,
遠隔転移
,
臓器/機能温存
Keyword:
局所再発直腸癌
,
遠隔転移
,
臓器/機能温存
pp.514-519
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213704
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【ポイント】
◆局所再発直腸癌の治療ではR0切除がきわめて重要であり,R0達成のためには拡大切除を躊躇すべきでない.
◆尿路機能温存のためには,少なくとも片側の骨盤神経を温存する.また膀胱後屈を避けるため,腸管再建や骨盤充塡術の施行が望ましい.
◆切除可能同時性遠隔転移を伴う症例も手術適応としている.ただし,切除の順序やタイミングは慎重に考慮すべきである.
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