Japanese
English
特集 肝胆膵外科の臨床研究 update 2019
12.胆道癌に対する術前・術後補助化学療法
Preoperative and postoperative adjuvant chemotherapy for biliary tract cancer
江畑 智希
1
,
水野 隆史
1
,
横山 幸浩
1
,
伊神 剛
1
,
山口 淳平
1
,
尾上 俊介
1
,
深谷 昌秀
1
,
上原 圭介
1
,
宮田 一志
1
,
相場 利貞
1
,
渡辺 伸元
1
,
梛野 正人
1
T. Ebata
1
,
T. Mizuno
1
,
Y. Yokoyama
1
,
T. Igami
1
,
J. Yamaguchi
1
,
S. Onoe
1
,
M. Fukaya
1
,
K. Uehara
1
,
K. Miyata
1
,
T. Aiba
1
,
N. Watanabe
1
,
M. Nagino
1
1名古屋大学
キーワード:
胆道癌
,
集学的治療
,
術後補助化学療法
Keyword:
胆道癌
,
集学的治療
,
術後補助化学療法
pp.681-685
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_681
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胆道癌の切除後の生存率は不良であり,切除後の補助化学療法の有効性が現在検証されている.残念ながら,近年の3本のランダム化第Ⅲ相試験は術後補助化学療法の有効性を明確に示すことはできなかった.現時点では,“切除後は無治療で経過観察する”ことが基本方針である.一方,切除不能胆道癌の中には,化学療法が奏効し外科切除が再考されることがある.このような症例をどのように扱うかは今後の検討課題である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019