Japanese
English
特集 見直される上部消化管癌の治療戦略
II. 各論
2. 接合部
1)食道胃接合部癌に対する低侵襲外科手術
Minimal invasive surgery for esophagogastric junction carcinoma
川久保 博文
1
,
松田 諭
1
,
北川 雄光
1
H. Kawakubo
1
,
S. Matsuda
1
,
Y. Kitagawa
1
1慶應義塾大学一般消化器外科
キーワード:
食道胃接合部癌
,
噴門側胃切除
,
観音開き法
,
縦隔リンパ節郭清
Keyword:
食道胃接合部癌
,
噴門側胃切除
,
観音開き法
,
縦隔リンパ節郭清
pp.55-66
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_55
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食道胃接合部癌に対するアプローチ法と術式の選択においては至適リンパ節郭清範囲,吻合の安全性,手術の侵襲度を総合的に検討して決定されるべきである.われわれは食道浸潤長を指標に術式を決定している.本稿では当院における食道胃接合部癌に対する低侵襲手術として,胸腔鏡併用腹腔鏡補助下下部食道噴門側胃切除,下縦隔リンパ節郭清,縦隔内観音開き法再建および胸腔鏡下胸部食道全摘,後縦隔経路胃管再建,頸部食道胃管吻合の手術手技を概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022