Japanese
English
特集 外科手術と感染症
I. 総論
2. 術前処置・術中消毒法
Perioperative management for reducing surgical site infection
竹内 優志
1
,
尾原 秀明
1
,
川久保 博文
1
,
北郷 実
1
,
岡林 剛史
1
,
北川 雄光
1
M. Takeuchi
1
,
H. Obara
1
,
H. Kawakubo
1
,
M. Kitago
1
,
K. Okabayashi
1
,
Y. Kitagawa
1
1慶應義塾大学外科
キーワード:
手術部位感染
,
術中消毒
,
olanexidine
Keyword:
手術部位感染
,
術中消毒
,
olanexidine
pp.421-424
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_421
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手術部位感染(SSI)は消化器外科手術や整形外科手術,産婦人科手術などのさまざまな領域の手術において深刻な手術後合併症の一つであり,これまで多くの予防策がなされてきた.術前処置としての黄色ブドウ球菌保菌者に対するdecolonizationや術前栄養療法,術前禁煙指示などの有効性に加えて,新規消毒薬であるolanexidine gluconateの有用性が近年本邦から報告されはじめている.しかし,いまだエビデンスが十分でないものも多く,さらなるエビデンスの蓄積が重要である.
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