特集 胃癌・食道癌に対するロボット支援手術─A to Z
5.Leading instituteにおけるロボット支援下食道癌手術の実際 3)慶應義塾大学方式
川久保 博文
1
,
竹内 優志
1
,
松田 諭
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
キーワード:
ロボット支援下食道切除術
,
低侵襲手術
,
食道癌
Keyword:
ロボット支援下食道切除術
,
低侵襲手術
,
食道癌
pp.1465-1473
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002931
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食道癌に対する胸腔鏡下食道切除術(transthoracic minimally invasive esophagectomy;TMIE)は1993年にCuschieriら1)がはじめて報告し,近年,世界的に普及した。わが国でも1996年にAkaishiら2)が報告し,徐々に国内の各施設で導入されてきた。胸腔鏡手術導入当初は胸壁破壊の軽減による手術の低侵襲化が強調されていたが,近年では胸腔鏡の拡大視効果によって得られる良好な視野により,非常に精度の高いリンパ節郭清が可能となり,多くの施設で定形化が進み,現在では食道癌に対する標準手術の1つとなっている。
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