Japanese
English
特集 進行直腸癌のベストプラクティス
II. 各論
3.NACの適応と成績
Indication and outcomes of neoadjuvant chemotherapy for locally advanced rectal cancer
松田 明久
1
,
山田 岳史
1
,
進士 誠一
1
,
太田 竜
1
,
園田 寛道
1
,
高橋 吾郎
1
,
岩井 琢磨
1
,
原 敬介
1
,
香中 伸太郎
1
,
吉田 寛
1
A. Matsuda
1
,
T. Yamada
1
,
S. Shinji
1
,
R. Ota
1
,
H. Sonoda
1
,
G. Takahashi
1
,
T. Iwai
1
,
K. Hara
1
,
S. Kanaka
1
,
H. Yoshida
1
1日本医科大学消化器外科
キーワード:
局所進行直腸癌
,
術前化学療法
,
術前化学放射線療法
Keyword:
局所進行直腸癌
,
術前化学療法
,
術前化学放射線療法
pp.730-735
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_730
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局所進行直腸癌に対する欧米の標準治療である術前化学放射線療法は,局所制御効果を認めるものの生存率の改善には寄与せず,遠隔転移の制御が課題である.また,放射線治療による有害事象も問題となっており,近年ではその省略も試みられている.手術成績に優れた本邦においては,術前化学療法が化学放射線療法における上述のdisadvantageを克服しうる有望な治療戦略となりうる.本稿では,術前化学療法の現況と今後の展望を概説する.
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