増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方
肝胆膵
左肝・尾状葉切除に必要な局所解剖—右肝動脈後枝のバリエーションを中心に
江畑 智希
1
,
水野 隆史
1
,
横山 幸浩
1
,
伊神 剛
1
,
山口 淳平
1
,
尾上 俊介
1
,
渡辺 伸元
1
,
深谷 昌秀
1
,
上原 圭介
1
,
宮田 一志
1
,
相場 利貞
1
,
梛野 正人
1
Tomoki EBATA
1
1名古屋大学医学系研究科腫瘍外科学
pp.166-170
発行日 2018年10月22日
Published Date 2018/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212237
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●point
●MDCTから作成した三次元画像を用い,術前に右肝動脈後枝の分岐と走行を把握しておく.術中の経験的判断に依存すると誤認切離の可能性が高まる.
●同時に,門脈・胆管の右後枝の解剖も把握しておく.3つの脈管は同じ右後区系であるが,その走行と分岐には個人差がある.
●右門脈との位置関係から右肝動脈後枝はinfraportal typeとsupraportal typeに大別される.前者は左肝・尾状葉切除の難易度を上げる変異である.
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