Japanese
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特集 肥満症例に対する腹腔鏡下手術
I. 総論
1.高度肥満症例・糖尿病合併症例に対するmetabolic surgeryの歴史と展望
The history of the bariatric and metabolic surgery in Japan and the outcome of the safety and effectiveness as metabolic surgery
岡住 慎一
1
S. Okazumi
1
1東邦大学佐倉病院外科
キーワード:
減量外科
,
日本肥満症治療学会
,
metabolic surgery
,
袖状胃切除
Keyword:
減量外科
,
日本肥満症治療学会
,
metabolic surgery
,
袖状胃切除
pp.201-206
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_201
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高度肥満症に対する外科治療は1950年代に欧米にて開始され,世界的に増加傾向にある.本手術は減量外科として開始されたが,併存する代謝性疾患に劇的な効果をもたらすため,近年ではmetabolic surgeryとして再認識されている.本邦では1982年に開始され,2007年の日本肥満症治療学会の設立を契機に改めて取り組まれ,2015年には1,000例を超えた.今回,登録データをもとに,本邦における肥満外科手術の安全性と有効性を検証し,metabolic surgeryの今後の方向性を考察する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019