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特集 肥満症例に対する腹腔鏡下手術
I. 総論
2.肥満症例に対する腹腔鏡下手術のpros and cons
Pros and cons, laparoscopic surgery for obese patients
内藤 剛
1
T. Naitoh
1
1東北大学消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
高度肥満
,
合併症
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
高度肥満
,
合併症
pp.207-210
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_207
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高度肥満症例に対する腹腔鏡下手術では,皮下や内臓脂肪によりポート挿入が困難であること,ポートの可動性が制限されること,さらには術野確保が困難であることからその難易度は高くなる.さらに並存疾患による影響も考慮する必要がある.しかし減量手術が普及した背景には,開腹手術で困難であった視野確保が比較的容易であるといった点もある.一概に高度肥満症例は開腹手術とするのではなく,術前減量などを適切に行って手術の難易度をさげる工夫が重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019