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特集 内視鏡下手術―もう一歩のステップアップのために
腹腔鏡下肝切除における手術手技のステップアップ
Step up of surgical technique for laparoscopic hepatectomy
前田 徹也
1
,
大塚 由一郎
1
,
金子 弘真
1
Tetsuya MAEDA
1
1東邦大学医療センター大森病院消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
腹腔鏡補助下肝切除
,
肝腫瘍
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
腹腔鏡補助下肝切除
,
肝腫瘍
pp.1683-1688
発行日 2009年12月20日
Published Date 2009/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102898
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要旨:肝腫瘍に対し,今後の標準的治療の1つとして役割が期待される腹腔鏡下手術を安全に導入する際のファーストステップとして重要な点は,まず適応を好ましいものに厳選することである.出血制御の良好な肝実質切離をするため熱凝固機種を用いて切離線の前凝固を行うこと,大きな脈管に対しては腹腔鏡用の自動縫合器を用いることなどが基本的手技である.完全腹腔鏡下手技のみならず,腫瘍の局在や術式によってはhand assistや腹腔鏡補助下手技を併用することも腹腔鏡下肝切除の安全性の確保につながる.そして,症例の積み重ねによりステップアップした段階で適応拡大を目指す.
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