外科におけるcontroversy-誌上ディベート
肝門部領域癌の取り扱い 肝癌として扱うべきか胆管癌として扱うべきか 胆管癌として
江畑 智希
1
,
横山 幸浩
,
國料 俊男
,
菅原 元
,
伊神 剛
,
水野 隆史
,
山口 淳平
,
深谷 昌秀
,
上原 圭介
,
宮田 一志
,
相場 利貞
,
梛野 正人
1名古屋大学 腫瘍外科
キーワード:
肝内胆管
,
胆管癌
,
胆管腫瘍
,
Klatskin腫瘍
,
肝外胆管
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Bile Ducts, Intrahepatic
,
Bile Ducts, Extrahepatic
,
Cholangiocarcinoma
,
Klatskin Tumor
pp.437-440
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017258593
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肝門部胆管癌は「肝門レベルでの胆管閉塞」という臨床徴候で特徴づけられ,肝内・肝外の胆管癌を含む疾患カテゴリーである.胆道癌取扱い規約第6版において,肝門部「領域」胆管癌の新名称のもとに,従来の肝門部胆管癌のみならず腫瘤形成型肝内胆管癌(の一部)を含めると定義された.組織・病理発生論が考慮されていないという批判は存在するが,臨床的実用性を重視する観点からは妥当な定義である.
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