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特集 エビデンスからみた治療リスクの評価
2.胃癌治療におけるリスクと対応
-1)胃癌治療におけるリスク評価と治療法選択
Assessment and treatment strategy for high risk patients with gastric cancer
山下 晃平
1
,
岩槻 政晃
1
,
岩上 志朗
1
,
江藤 弘二郎
1
,
日吉 幸晴
1
,
馬場 祥史
1
,
宮本 裕士
1
,
吉田 直矢
1
,
馬場 秀夫
1
K. Yamashita
1
,
M. Iwatsuki
1
,
S. Iwagami
1
,
K. Eto
1
,
Y. Hiyoshi
1
,
Y. Baba
1
,
Y. Miyamoto
1
,
N. Yoshida
1
,
H. Baba
1
1熊本大学消化器外科
キーワード:
胃癌
,
ハイリスク
,
リスク評価
Keyword:
胃癌
,
ハイリスク
,
リスク評価
pp.1003-1007
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1003
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近年,増加傾向にある高齢者や重篤な併存疾患を有するハイリスク胃癌症例においては,個々の症例に応じたリスク評価のもとに最適な治療選択を行うことが肝要である.リスク評価のツールとして,本邦ではNational Clinical Database(NCD)のビッグデータを利用したrisk calculatorをはじめ,E-PASSなどの包括的なスコアリングシステムも開発されてきた.適切なリスク評価のもとでの治療適応の決定や治療法選択が,今後の胃癌治療の成績や患者の生活の質(QOL)の向上につながると思われる.
© Nankodo Co., Ltd., 2018