StageIV大腸癌に対する外科的治療戦略
StageIV大腸癌に対するconversion therapy
大内 繭子
1
,
坂本 快郎
,
宮本 裕士
,
林 洋光
,
清住 雄希
,
中村 健一
,
泉 大輔
,
小澄 敬祐
,
徳永 竜馬
,
江藤 弘二郎
,
杉原 栄孝
,
原田 和人
,
蔵重 淳二
,
日吉 幸晴
,
岩上 志朗
,
馬場 祥史
,
吉田 直矢
,
別府 透
,
馬場 秀夫
1熊本大学 消化器外科
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
腫瘍多剤併用療法
,
大腸腫瘍
,
治療成績
,
Bevacizumab
,
IFL Protocol
,
FOLFOX Protocol
Keyword:
Bevacizumab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hepatectomy
,
Liver Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Folfox Protocol
,
IFL Protocol
pp.39-43
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015060538
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
全身化学療法開始前には切除不能であった大腸癌転移巣が,化学療法の奏効により切除可能となることがある.これをconversion therapyという.Conversion後の長期生存は,化学療法単独例と比較して明らかに良好であるため,化学療法により肝切除が可能となれば積極的に切除を行うべきである.しかし,化学療法による肝毒性もあるので,手術を行う際には適切な休薬期間と術前リスク評価を行う必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2015