Japanese
English
特集 消化器悪性腫瘍診療におけるガイドラインの功罪
II. 各論
7.GIST診療におけるガイドラインの功罪
Pros and Cons of the GIST guidelines
森永 剛司
1
,
岩槻 政晃
1
,
山下 晃平
1
,
岩上 志朗
1
,
江藤 弘二郎
1
,
吉田 直矢
1
,
馬場 秀夫
1
T. Morinaga
1
,
M. Iwatsuki
1
,
K. Yamashita
1
,
S. Iwagami
1
,
K. Eto
1
,
N. Yoshida
1
,
H. Baba
1
1熊本大学消化器外科
キーワード:
GIST
,
ガイドライン
,
real world
,
遵守率
Keyword:
GIST
,
ガイドライン
,
real world
,
遵守率
pp.645-649
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_645
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消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)は希少腫瘍の一つである.2008年に本邦のGIST診療ガイドライン初版が発刊されたものの,わが国独自のエビデンスは少なく,欧米諸国のエビデンスに基づくものが多い.しかし海外とは腫瘍背景や人種,医療事情が異なるため外挿するには留意が必要である.また希少腫瘍がゆえ,real worldにおいてガイドラインがどの程度遵守されているかについては明らかでない.本稿では本邦のGISTガイドラインの変遷と海外との差異,最近報告されたガイドラインの遵守について述べる.
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