特集 外科手術器具の理論と使用法
Ⅶ.メッシュ
腹壁瘢痕ヘルニア(前方アプローチ)に用いるメッシュの種類と使用法
稲葉 毅
1
1東都文京病院外科
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
ヘルニアメッシュ
,
前方アプローチ
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
ヘルニアメッシュ
,
前方アプローチ
pp.1277-1281
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1277
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腹壁瘢痕ヘルニア修復に用いるメッシュは,素材(原料,編み方,編む密度,コーティング材),大きさ,平面構造としての形状(円形,楕円形,長方形),立体構造としての形状(補強リングの有無と形状,1枚構造か複数枚構造か)などによってさまざまに区分される.ヘルニアの大きさや形状のみならず,前方アプローチ法ではメッシュの挿入位置にバリエーションがあるため,メッシュの選択に悩まされることが多い.本稿の字数の中で,個々の製品について言及することは不可能であるが,選択法の考え方の基本について述べていきたい.
© Nankodo Co., Ltd., 2017