特集 外科手術器具の理論と使用法
Ⅶ.メッシュ
鼠径部ヘルニア(腹腔鏡アプローチ)に用いるメッシュの種類と使用法
山本 海介
1
,
森嶋 友一
1
,
里見 大介
1
1千葉医療センター外科
キーワード:
TAPP法
,
TEP法
,
メッシュ
Keyword:
TAPP法
,
TEP法
,
メッシュ
pp.1271-1276
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1271
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1993年松本ら1)により,本邦初の腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(LIHR)の報告がなされ,保険点数が改正された2012年以降,LIHRは急速に普及している2).LIHRは,laparoscopic percutaneous extraperitoneal closure(LPEC)法3)を除き特定保険医療材料として認められている組織代用人工繊維布,いわゆるメッシュを必ず使用する手技である.本稿では,本邦で使用可能な腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術の代表的なメッシュを紹介し,それぞれの特徴や使用法について解説する.
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