骨折(四肢・脊椎脊髄外傷)の診断と治療(その2)
上肢・体幹◆5.手 有鉤骨鉤骨折に対する骨接合術と摘出術の治療成績
久保田 豊
1
,
川崎 恵吉
,
池田 純
,
富田 一誠
,
稲垣 克記
1昭和大学 整形外科
キーワード:
X線透視検査
,
偽関節
,
骨折
,
内固定法
,
骨ねじ
,
再発
,
術後合併症
,
X線CT
,
手首外傷
,
骨折治癒
,
治療成績
,
有鉤骨
Keyword:
Bone Screws
,
Fluoroscopy
,
Fracture Fixation, Internal
,
Pseudarthrosis
,
Postoperative Complications
,
Recurrence
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Wrist Injuries
,
Treatment Outcome
,
Fracture Healing
,
Fractures, Bone
,
Hamate Bone
pp.68-73
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2017257815
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当科で2002年以降に有鉤骨鉤骨折に対して手術的治療を行った30例31手を術式別に骨接合術群(11手)と摘出術群(20手)に分けて治療成績を調査し、骨接合術の適応や有用性について検討した。その結果、早期スポーツ復帰を要さず転位のない鉤基部の新鮮例では骨接合術も有用な選択肢の一つであると考えられた。また、骨接合術において術後の瘢痕性疼痛や一過性尺骨神経障害を回避しうる掌背側アプローチは有用と思われた。
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