骨折(四肢・脊椎脊髄外傷)の診断と治療(その2)
上肢・体幹◆5.手 舟状骨中央1/3骨折Herbert分類type B1・B2に対する掌側からの経皮的スクリュー固定
酒井 健
1
,
川崎 恵吉
,
西中 直也
,
富田 一誠
,
池田 純
,
稲垣 克記
1昭和大学藤が丘病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
偽関節
,
骨折
,
内固定法
,
骨ねじ
,
骨ワイヤー
,
術後合併症
,
手首外傷
,
分類
,
観察者による差
,
結果再現性
,
骨折治癒
,
治療成績
,
舟状骨(手)
Keyword:
Bone Screws
,
Bone Wires
,
Classification
,
Fracture Fixation, Internal
,
Radiography
,
Pseudarthrosis
,
Postoperative Complications
,
Wrist Injuries
,
Reproducibility of Results
,
Observer Variation
,
Treatment Outcome
,
Fracture Healing
,
Scaphoid Bone
,
Fractures, Bone
pp.65-67
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2017257814
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
著者等はHerbert分類type B1・B2の骨折に対して経皮的スクリュー固定を行う際、骨軸中心に出来るだけ長いスクリューを挿入することに重点をおき、骨折型にかかわらず、舟状骨-大菱形骨(ST)関節掌側からスクリューを刺入し、良好な成績が得られている。今回、本法によるスクリュー設置位置の評価方法として、大腿骨転子部骨折でのラグスクリュー先端位置の指標であるtip apex distance(TAD)を応用した[舟状骨-TAD]で評価することを試み、その妥当性について検討するため、[舟状骨-TAD]値と臨床成績との関連性を調べた。その結果、[舟状骨-TAD]により術後スクリュー設置位置を数値化し評価することが可能と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017