特集 レジデントにとって必要な運動器疾患の診断法-Tips and Essence-
治療方針決定に必要な診断法 青壮年・中高年期の代表的疾患 手関節 スポーツ外傷・障害
富田 一誠
1
1昭和大学江東豊洲病院 整形外科
キーワード:
局所解剖学
,
関節疾患
,
偽関節
,
月状骨
,
腱障害
,
骨壊死
,
骨折
,
手関節
,
スポーツ障害
,
関節脱臼
,
手首
,
手首外傷
,
舟状骨(手)
,
三角線維軟骨
,
有鉤骨
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Athletic Injuries
,
Joint Dislocations
,
Joint Diseases
,
Osteonecrosis
,
Lunate Bone
,
Pseudarthrosis
,
Wrist
,
Wrist Injuries
,
Wrist Joint
,
Scaphoid Bone
,
Hamate Bone
,
Fractures, Bone
,
Triangular Fibrocartilage
,
Tendinopathy
pp.202-216
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019184085
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視診上、画像上明らかな外傷はあるが、狭い範囲に混在するさまざまな組織に、複雑な動きを有する手関節の痛みの多くは鑑別診断に難渋する。正確な表面解剖の知識を基に、どの部位のどの組織に問題があるかが最初の一歩である。次にスポーツ特性を知り、さまざまな理学所見・画像所見を用いて、痛みが起こるメカニズムを熟考する。治療は、その原因、選手個々の環境・条件を考慮し、根本的な原因解決と個々に応じたゴール設定とその方法を決定する。「主訴」、「所見」、「検査」、「用語解説」、「治療」に分け、診断へ導くためTipsとEssenceを述べる。
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