整形外科office-based surgery-1人でできるテクニック
手 有鉤骨鉤骨折の治療
須川 勳
1
1須川整形外科医院
キーワード:
医学用イラストレーション
,
骨折
,
手指外傷
,
スポーツ障害
,
野球
,
有鉤骨
Keyword:
Baseball
,
Athletic Injuries
,
Finger Injuries
,
Medical Illustration
,
Fractures, Bone
,
Hamate Bone
pp.111-115
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007181337
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有鉤骨鉤骨折25例について報告した。症例は野球7例、ゴルフ5例、テニス2例、モトクロス1例、スポーツ中の転倒も含めて転倒によるもの8例であり、そのほか高齢者で小指屈筋腱皮下断裂として来院した2例はおそらく転倒によるものであった。治療法について検討したところ、保存的治療例は10例であり、ゴルフ1例、テニス1例を除き転倒など直達外力によるものが多かった。その中の1例は摘出術に移行した。手術的治療例は全例鉤基部の骨折であり、15例に摘出術を行い、1例にHerbertスクリューによる固定術を行った。これら自験例の報告に加え、鉤骨折の治療法に関し文献的考察を交えて私見を述べた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007