整形外科の手術手技-私はこうしている
脊椎・骨盤・体幹 腰椎 経筋膜的椎弓根スクリュー刺入のコツ
宮下 智大
1
,
安宅 洋美
,
加藤 啓
,
丹野 隆明
1松戸市立病院 脊椎脊髄センター
キーワード:
筋膜
,
脊柱
,
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
椎弓根スクリュー
Keyword:
Fascia
,
Spinal Fusion
,
Spine
,
Spondylolisthesis
,
Pedicle Screws
pp.217-221
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040720
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経筋膜的椎弓根スクリュー刺入について検討した。腰椎変性すべり症に対して経筋膜的椎弓根スクリュー(PS)併用1椎間椎間関節固定術(FF)を施行し、術後6ヵ月以上経過観察可能であった110例を対象とした。創縁壊死などの皮膚トラブルは1例もなかった。手術時間は、除圧椎間数や術中トラブルの有無によって異なってくるが、1椎間の除圧固定でトラブルなく施行できた場合150分であった。PSの逸脱は、椎体外への逸脱がしばしば経験したが、いずれもPSを内側に傾けて再刺入することで良好な初期固定性が得られた。
©Nankodo Co., Ltd., 2014