経験と考察
脊椎インストゥルメンテーション手術の椎体間固定と後側方固定において固定分節数の違いによる椎弓根スクリューが及ぼす脊椎固定・支持性と臨床的問題点
飯塚 高弘
1
,
植田 康夫
,
内藤 浩平
,
山田 素久
,
岸田 宗久
,
岩田 圭生
,
政田 憲之
1西の京病院 整形外科
キーワード:
脊椎骨折
,
脊柱管狭窄
,
脊柱側彎症
,
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
腰椎
,
ロジスティックモデル
,
人工器官機能不全
,
年齢因子
,
骨折-圧迫
,
椎弓根スクリュー
Keyword:
Age Factors
,
Lumbar Vertebrae
,
Prosthesis Failure
,
Spondylolisthesis
,
Spinal Fusion
,
Spinal Stenosis
,
Scoliosis
,
Spinal Fractures
,
Logistic Models
,
Fractures, Compression
,
Pedicle Screws
pp.1233-1238
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017060205
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脊椎インストゥルメンテーション手術(椎体間固定と後側方固定)を行った症例のうち、2年以上経過して追跡可能であった225例を対象に、術後固定・支持性と固定分節数について検討した。術後固定・支持性については86.7%で良好であった。椎弓根スクリュー(PS)の弛みを30例に認めたが、画像所見が必ずしも臨床症状の原因となっているわけではなかった。なお、PSの弛みは高齢者や女性、固定椎体間分節数が5椎間以上の症例、固定最下端にL5/S1を含む症例で多く認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2016