整形外科の手術手技-私はこうしている
下肢 膝関節 髄外ガイドを使用した人工膝関節全置換術 私の工夫
松本 和
1
,
秋山 治彦
1岐阜大学 整形外科
キーワード:
関節リウマチ
,
骨切り術
,
膝関節
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Knee Joint
,
Osteotomy
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Osteoarthritis, Knee
pp.106-109
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040695
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髄外ガイドを使用した人工膝関節全置換術(TKA)について検討した。髄外ガイドシステムを用いて初回TKAを施行した65例80膝を対象とした。大腿骨髄外ガイドを使用した80膝のα角を比較すると、±3°以内に設置可能であったのは75膝(93.8%)であった。γ角は±3°以内に設置可能であったのは75膝(93.8%)であった。大腿骨髄外ガイドを使用した80膝において、2名の異なる術者A(A群)と術者B(B群)でその正確性を比較し、対象は術者Aが30膝、術者Bが50膝であった。α角を比較すると、予定設置角から±3°以内に設置されたのはA群27膝(90.0%)、B群48膝(96.0%)であった。γ角が±3°以内に設置されたのはA群29膝(96.7%)、B群46膝(92.0%)で、術者間に有意差を認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2014