整形外科の手術手技-私はこうしている
下肢 膝関節 後方経中隔ポータルによる膝関節後方病変への関節鏡視下アプローチ
大石 強
1
,
鈴木 大介
,
藤田 倫匡
,
山本 和史
,
後迫 宏紀
,
高橋 正哲
,
松山 幸弘
1静岡県厚生農業協同組合連合会遠州病院 整形外科
キーワード:
関節鏡法
,
後十字靱帯
,
膝外傷
,
膝関節
,
脛側半月
,
滑膜切除
Keyword:
Synovectomy
,
Arthroscopy
,
Menisci, Tibial
,
Knee Injuries
,
Knee Joint
,
Posterior Cruciate Ligament
pp.110-113
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040696
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後方経中隔ポータルによる膝関節後方病変への関節鏡視下アプローチについて検討した。体位は仰臥位で、踵部を手術台に乗せ足板により固定し、膝関節90°の屈曲位とした。膝関節後方に病変があり、処置が必要であると判断した156膝に対し、関節鏡視下手術を施行した。合併症は4膝(2.6%)で生じた。後内側ポータル部感染2膝、後内側部皮下血腫1例、後外側ポータル部感染1膝で、後外側ポータル部感染1膝は化膿性膝関節炎を併発し、デブリドマンを行い鎮静化した。術中神経血管損傷、術後深部静脈血栓症はなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2014