発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037788
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人工膝関節全置換術(TKA)におい,比較的普及率が高いと考えられる髄外式脛骨骨切りガイドを用いて,より正確な骨切りをめざした手技(EO法)を行っている.この有用性を示すために,従来の髄内法(IM法)および髄外法(EM法)と骨切りの正確性について比較・検討した.1995年9月~2003年4月に同じ医師が行った人工膝関節全置換術(TKA)54例60膝を対象とした.IM法,EM法,EO法をそれぞれ20膝に施行した.TKAの腿骨骨切りにおいて,術前のX線計測によって従来の髄外式骨切りガイドの遠位部を調節するEO法は,手術時間や費用において損失がないにもかかわらず,骨切りの正確さの点で有用であることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2004