小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
手術的治療の進歩 股関節疾患 大腿骨頭すべり症に対するHanssonピンによるin situ pinning
井上 尚美
1
1東北労災病院 関節外科
キーワード:
X線診断
,
股関節部骨折
,
内固定法
,
骨ネイル
,
術後合併症
,
X線CT
,
治療成績
,
三次元イメージング
,
大腿骨頭すべり症
Keyword:
Bone Nails
,
Fracture Fixation, Internal
,
Hip Fractures
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Treatment Outcome
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Slipped Capital Femoral Epiphyses
pp.134-140
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039862
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大腿骨頭すべり症に対しHanssonピンを用いてin situ pinningを行った11例の治療成績について検討した。手術時平均12歳、男児10例、女児1例で、追跡調査期間は平均45.3ヵ月であった。その結果、調査時JOAスコアは平均91.6点で、Heyman&Herndon分類ではexcellentが7例、goodが4例であった。X線評価ではPTAが術後悪化した症例はなく、1例を除き大腿骨頸部長は健側と比較して成長抑制を認めなかった。合併症は、健側の大腿骨転子下骨折を1例に生じた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013