特集 小児股関節に対する治療
小児股関節疾患に対する治療の実際 大腿骨頭すべり症(安定型および不安定型)の治療の実際
北野 利夫
1
,
森山 美知子
,
中川 敬介
,
細見 僚
,
宅間 仁美
1大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター 小児整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
関節鏡法
,
骨切り術
,
内固定法
,
骨ねじ
,
大腿骨頭壊死
,
骨組織リモデリング
,
人工器官機能不全
,
大腿骨頭すべり症
,
過大大腿骨頭
,
軟骨溶解
Keyword:
Coxa Magna
,
Arthroscopy
,
Bone Screws
,
Fracture Fixation, Internal
,
Femur Head Necrosis
,
Osteotomy
,
Prosthesis Failure
,
Radiography
,
Range of Motion, Articular
,
Bone Remodeling
,
Slipped Capital Femoral Epiphyses
pp.170-177
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019047085
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大腿骨頭すべり症の治療においては、すべりの進行を抑えて骨頭変形を最小限にとどめ、さらに遺残骨頭変形を矯正し、大腿骨頭壊死症という重大な合併症を回避して早期の変形性股関節症発症を防ぐことを念頭に置く。そのためには、Loder分類の安定型と不安定型に分けて治療法を考える必要がある。本稿では、治療法の決定、手術法、本疾患に特有の合併症について解説する。
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