肩関節・肩甲帯部疾患 病態・診断・治療の現状 治療 保存的治療と手術的治療の現状
変性疾患 インピンジメント症候群 烏口突起下インピンジメントに対する鏡視下烏口突起形成術
山崎 哲也
1
1横浜南共済病院 スポーツ整形外科
キーワード:
関節鏡法
,
肩甲筋
,
肩甲骨
,
靱帯損傷
,
肩インピンジメント症候群
,
外科的減圧
,
治療成績
,
烏口肩峰靱帯
,
靱帯形成術
Keyword:
Acromioclavicular Joint
,
Arthroscopy
,
Scapula
,
Treatment Outcome
,
Decompression, Surgical
,
Shoulder Impingement Syndrome
pp.197-201
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2011097717
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当科では烏口突起下インピンジメントに対して2001年から鏡視下手術を導入し、肩峰下滑液包から烏口突起へ進入するアプローチで烏口突起形成術を施行している。その手術方法を紹介し、これまでに施行した7例の治療成績を報告した。7例の内訳は男性4例、女性3例、手術時年齢38~66歳、術後観察期間は12~52ヵ月であった。肩甲上腕関節内所見として5例に肩甲下筋腱の関節面不全断裂を認め、デブリドマンを施行した。JOAスコアは術前平均65.4点が術後91.0点に改善し、術中・術後合併症は認めなかった。代表例1例を提示した。
©Nankodo Co., Ltd., 2010