脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
治療法選択とその根拠 腰椎 変性すべり 腰椎変性すべり症に対する椎弓切除術・後側方固定術 非整復、非採骨、非インストゥルメンテーションによる後側方固定術
齊藤 文則
1
,
鳥尾 哲矢
,
桑沢 安行
,
野本 智也
,
白石 龍哉
,
高橋 啓介
1埼玉医科大学 整形外科
キーワード:
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
椎弓切除術
,
入院期間
,
腰椎
,
外科的減圧
,
失血-外科
,
手術時間
Keyword:
Length of Stay
,
Lumbar Vertebrae
,
Laminectomy
,
Spinal Fusion
,
Spondylolisthesis
,
Blood Loss, Surgical
,
Decompression, Surgical
,
Operative Time
pp.194-199
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007024953
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当科では腰椎変性すべり症に対して、椎弓切除による狭窄部の除圧と切除骨・ハイドロキシアパタイトを用いた後側方固定術を行っている。手術方法を紹介し、術後1年以上経過観察しえた52例の成績を報告した。術前認めた馬尾症状、神経根症状は全例で術後直後に改善し、術後3~7年フォローした41例中、神経症状が悪化した症例は1例のみであった。本手術法はインストゥルメンテーション併用手術に比べて低侵襲に行える有用な方法と考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2006