脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
治療法選択とその根拠 頸椎 頸椎症性脊髄症 チタン製シリンダー型ケージとβ-リン酸三カルシウム顆粒を使用した頸椎前方固定術 自家腸骨移植は必要か?
金 明博
1
,
馬場 一郎
,
富田 誠司
,
徳山 文人
,
川原 邦彦
,
阿部 宗昭
1大阪医科大学 整形外科
キーワード:
Titanium
,
骨移植
,
脊椎固定術
,
腸骨
,
最小侵襲手術
,
失血-外科
,
頸椎症性脊髄症
,
手術時間
,
Beta-Tricalcium Phosphate
Keyword:
Ilium
,
Spinal Fusion
,
Titanium
,
Bone Transplantation
,
Blood Loss, Surgical
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Operative Time
,
Beta-tricalcium Phosphate
pp.87-90
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007024934
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1椎間または2椎間の頸椎固定において標題の前方固定術(FC法)を行った26例と自家腸骨移植を併用するSmith-Robinson法を行った26例の治療成績を比較検討した。手術時間はFC法群が有意に短く、出血量もFC法群が有意に少なかった。JOAスコアの改善率に有意差はなかった。周術期合併症の頻度はFC法群が有意に低かった。これらの結果からFC法は頸椎前方固定術の第一選択になりうると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2006