2025年を見すえた心不全診療ロードマップ 突破口はどこにあるのか
心不全ハイブリッド治療
桃原 哲也
1
1榊原記念病院 循環器内科
キーワード:
結紮
,
心筋梗塞
,
心不全
,
専門職間人間関係
,
僧帽弁狭窄症
,
僧帽弁閉鎖不全症
,
大動脈縮窄症
,
大動脈弁
,
発生率
,
最小侵襲手術
,
集学的治療
,
人工弁置換術
,
非体外循環下冠状動脈バイパス術
Keyword:
Aortic Coarctation
,
Aortic Valve
,
Combined Modality Therapy
,
Heart Failure
,
Ligation
,
Myocardial Infarction
,
Interprofessional Relations
,
Mitral Valve Insufficiency
,
Mitral Valve Stenosis
,
Incidence
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Heart Valve Prosthesis Implantation
,
Coronary Artery Bypass, Off-Pump
pp.523-525
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014113904
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心不全の治療は,年齢によって大きく分けて考える必要がある.一つは若年者の場合,最終段階の移植医療までを視野に入れた治療を必要とする.もう一つは高齢者の場合,とくに80歳以上の高齢者では,予後も大切だが,まずは,症状をなくすまたは軽減させる治療が念頭に置かれることも多くある.本稿では,増加の一途をたどっている高齢者の心不全について,外科的治療,カテーテル治療,デバイス,理学療法(リハビリテーション)を組み合わせたハイブリッド治療とその有効性や今後の方向性について,さらにハイブリッド治療を円滑になおかつ有効に行うためのハートチームについて述べる.また,重症大動脈弁狭窄症に対する「経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)」という"低侵襲治療"を中心に話題を提供する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014