2025年を見すえた心不全診療ロードマップ 突破口はどこにあるのか 超高齢者の心不全管理 リアルワールドでの困難へ挑む
地方型在宅医療の実践 心不全の包括ケアを病院から在宅医療チームで持続する
渡辺 徳
1
,
長谷川 悟
,
田中 千恵子
,
堀内 三枝子
,
辻 紀子
1長野県厚生農業協同組合連合会北信総合病院 循環器センター
キーワード:
協会
,
心不全
,
医療周辺従事者
,
チーム医療
,
包括医療
,
地域社会ネットワーク
,
地方の保健
,
クリティカルパス
,
在宅医療
,
長野県
,
心臓リハビリテーション
Keyword:
Allied Health Personnel
,
Cardiac Rehabilitation
,
Comprehensive Health Care
,
Heart Failure
,
Patient Care Team
,
Rural Health
,
Societies
,
Critical Pathways
,
Community Networks
pp.515-521
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014113903
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高齢化が進行した地方では対象人口は少ないが,それ以上に医療資源が乏しい.慢性心不全が増加しているが,患者にとって選択肢がないなかで地域の基幹病院も診療所も最善の医療を求められている.北信州地方に立地する北信総合病院では,多職種チーム医療により包括的心不全治療を提供している.これらを実現可能な形で在宅診療に引き継ぐために地域診療所との地域連携パスを導入し,包括的管理を持続するためのコメディカルパスを併用する.さらに病気をもった生活者としての在宅生活を持続的にサポートする多職種,多業種連携を促進し,地域ぐるみで生活環境を改善するための北信州心臓病地域連携包括ケア推進協議会を設立して,連携システムの構築から教育啓蒙活動を開始した.
©Nankodo Co., Ltd., 2014