肝癌撲滅最前線
発生抑止 肝癌発生抑止戦略 B型肝炎
松本 晶博
1
1信州大学 内科学第二講座
キーワード:
Interferons
,
肝炎-B型
,
肝細胞癌
,
腫瘍過程
,
B型肝炎ワクチン
,
Lamivudine
,
Adefovir
,
Entecavir
Keyword:
Hepatitis B
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Interferons
,
Neoplastic Processes
,
Hepatitis B Vaccines
,
Lamivudine
,
Adefovir
,
Entecavir
pp.651-655
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009341885
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B型肝炎からの発癌は、わが国の肝癌死亡原因の約1割を占めている。B型肝炎とC型肝炎からの肝発癌機構は異なっている。B型肝炎は、現在の治療法ではウイルス排除が得られないため、ウイルス量を減少させ、肝炎を沈静化させることが目標となる。慢性肝炎の治療については、核酸アナログ製剤とinterferonが治療の中心となる。治療法については、年齢、HBe抗原・抗体・ウイルス量、ALT値、肝線維化、genotypeなどを参考に、治療法を選択する。
©Nankodo Co., Ltd., 2009