リハビリテーション
大腿骨近位部悪性骨・軟部腫瘍に対する腫瘍用人工骨頭置換術の術後筋力と歩行機能
南端 翔多
1
,
直江 祐樹
,
中村 知樹
,
松峯 昭彦
,
松原 孝夫
,
淺沼 邦洋
,
須藤 啓広
1三重大学医学部附属病院 リハビリテーション部
キーワード:
抗腫瘍剤
,
股関節
,
膝関節
,
術後合併症
,
大腿
,
大腿骨腫瘍
,
杖
,
軟部組織腫瘍
,
歩行
,
後向き研究
,
治療成績
,
股関節置換術
,
筋力
,
外転運動
,
徒手筋力テスト
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Canes
,
Femoral Neoplasms
,
Gait
,
Hip Joint
,
Knee Joint
,
Postoperative Complications
,
Retrospective Studies
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Thigh
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Muscle Strength
pp.1080-1083
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016017289
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大腿骨近位部悪性骨・軟部腫瘍の広範囲切除後に腫瘍用人工骨頭を用いて再建を行った11例を対象に、術後の筋力と歩行機能の変化について検討した。対象は男8例・女3例、手術時年齢は平均60.5歳、術後観察期間は平均80日であった。観察期間中の股関節外転筋力は1例を除きMMT 2以下であったが、股関節屈曲・膝関節伸展の筋力改善によりT字杖歩行まで歩行能力は改善した。化学療法実施4例では歩行獲得に時間を要したが、体調に合わせた理学療法の介入・残存筋の強化により全例松葉杖以上の歩行を獲得可能であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015