経験と考察
橈骨遠位端骨折に対する前腕回旋中間位・垂直牽引下での掌側ロッキングプレート固定手術
堂後 隆彦
1
,
市村 和徳
,
信清 正典
,
橋口 津
,
青木 雅人
,
御旅屋 宏史
1西能病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
回転
,
関節鏡法
,
牽引(整形外科)
,
内固定法
,
骨板
,
前腕
,
X線CT
,
橈骨骨折
,
治療成績
,
手術時体位
Keyword:
Arthroscopy
,
Bone Plates
,
Forearm
,
Fracture Fixation, Internal
,
Radiography
,
Traction
,
Rotation
,
Radius Fractures
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Treatment Outcome
pp.9-13
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2015150420
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橈骨遠位端骨折18例に対し、前腕回旋中間位・垂直牽引下での掌側ロッキングプレート固定術を行った。対象は男7例・女11例、平均66歳、術後経過観察期間は平均19週であった。手術による合併症は認めなかった。側転位量は平均0.2mmで、従来法で行った場合(平均1.0mm)と比べ有意な減少を示した。1mm以上の側転位量を認めた症例は、強い粉砕骨折の1例(5.5%)のみであった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015