経験と考察
掌側ロッキングプレートで加療したAO分類C3型橈骨遠位端関節内骨折の治療成績
森谷 浩治
1
,
坪川 直人
1新潟手の外科研究所
キーワード:
Colles骨折
,
X線診断
,
交通事故
,
内固定法
,
骨板
,
手根管症候群
,
手指外傷
,
術後合併症
,
X線CT
,
転倒・転落
,
橈骨骨折
,
治療成績
,
三次元イメージング
,
骨折-関節内
,
屈筋腱損傷
,
長母指屈筋
Keyword:
Accidental Falls
,
Accidents, Traffic
,
Carpal Tunnel Syndrome
,
Bone Plates
,
Colles' Fracture
,
Finger Injuries
,
Fracture Fixation, Internal
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Radius Fractures
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Treatment Outcome
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Intra-Articular Fractures
pp.107-111
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014188443
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メイラ橈骨遠位端プレートシステムで内固定した30例(男13例、女17例、平均年齢57.7歳)の治療成績を報告した。受傷から手術までは平均5.2日であり、内固定に使用したプレートはP-Plateが22例、D-Plateが8例であった。合併症として、手根管症候群と長母指屈筋腱断裂が1例ずつ、D-Plate使用例に発生した。最終診察期間は平均38.4週であり、経過中の矯正損失は、尺側傾斜1.1°、掌側傾斜0.3°、尺骨変位1.2mm、関節面間隙0.1mm、関節面段差0.03mmであり、獲得した整復位はほぼ良好に維持されていたが、P-Plateの1例で関節面段差の経時的な増大を認めた。2010年森谷・斉藤評価法では優20例、良9例、可1例であり、手関節尺側部痛の遺残を2例に認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2014