発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013162434
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症例1は67歳男性で、14歳時に両股関節痛が出現し、近医にて両側Perthes病と診断され、両下肢直達牽引などの保存的治療を受けていたが、徐々に両股関節痛が増強したため、当院を初診した。症例2は70歳男性で、13歳時に右股関節痛が出現し、近医にてPerthes病として保存的治療を受けるも徐々に右股関節痛が増強し、当院を初診した。臨床経過、画像所見より、いずれの症例も遅発性脊椎骨端異形成症による変形性股関節症と診断し、モジュラーステムを用いた人工股関節全置換術を施行した。症例1は症状の強い右股関節のみに手術を行い、術後6年の時点でJOAスコアは術前10点から術後83点に改善した。症例2は術後2年の時点でJOAスコアは術前45点から85点へ改善した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013