発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003185413
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28歳女.小児期より身長が伸びず,成人になっても108cmで止まった.特に両股関節に変形があり,両松葉杖なしで歩行不能であった.両股関節の腰痛を訴え,入院した.骨関節の形態変化から多発性骨端異形成症と診断し,人工股関節置換術を行った.10年後の術後X線像では右股臼のリーミングが深すぎて,骨盤内壁の一部が削り取られていた.術後21年の所見では再置換より5年経過した時点で,両側とも痛みや重だるさなどの症状はなく,松葉杖を使用しながら家事を行っており,X線像でも透明巣などの異常所見は見当たらなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2003