発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013162427
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腰椎CTを用いて患者100例のcortical bone trajectoryを形態学的に検討した。その結果、刺入点は椎弓根を時計に見立てた際に、概ね左側は5時、右側は7時の位置に近接していた。刺入方向は、各椎体による大きな差を認めず、椎体矢状面に対する平均外方角8~9°、椎体水平面に対する平均上方角25~26°に近似した値が得られた。cortical bone trajectoryは従来とは全く異なるスクリュー軌道であり、本軌道における適切なスクリュー径、スクリュー長の選択については、詳細な検討が今後望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2013