整形手術手技
Cortical bone trajectoryを用いた後方経路腰椎椎体間固定術における手術侵襲
三浦 一人
1
,
二宮 宗重
,
上村 一成
,
鈴木 一瑛
1立川綜合病院 整形外科
キーワード:
血液透析
,
脊柱管狭窄
,
脊椎固定術
,
脊椎疾患
,
脊椎すべり症
,
椎間板ヘルニア
,
腰椎
,
外科的侵襲
,
脊椎疾患-破壊性
,
皮質骨
Keyword:
Cortical Bone
,
Renal Dialysis
,
Intervertebral Disc Displacement
,
Lumbar Vertebrae
,
Spinal Diseases
,
Spinal Fusion
,
Spinal Stenosis
,
Spondylolisthesis
pp.557-559
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013257559
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2012年1~5月にCortical bone trajectory(CBT)を用いて単椎間の後方経路腰椎椎体間固定術(PLIF)もしくは経椎間孔的腰椎椎体間固定術を施行した10例(C群)と、それ以前に従来法の同術式を行い患者背景をマッチさせた10例(T群)とで手術侵襲を比較検討した。術後2日目においてC群のCRPは5.34mg/dl、CPKは369IU/lであり、T群の8.51mg/dl、704IU/lを比較して有意に低く、MRI上の傍脊柱筋の輝度変化もT群は全例認めたのに対しC群は4例と少なかった。CBTを用いたPLIFでは従来法に比べ筋組織に対する侵襲は低いと考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013