腰椎疾患up-to-date
手術的治療の進歩 最小侵襲手術(MIS) Cortical bone trajectory(CBT)法による脊椎固定術 強固な固定性を有する新しい低侵襲手術法
加藤 貴志
1
,
谷戸 祥之
,
松川 啓太朗
,
安岡 宏樹
,
今林 英明
,
根本 理
,
朝妻 孝仁
,
根本 孝一
1防衛医科大学校 整形外科
キーワード:
X線診断
,
骨ねじ
,
脊椎骨折
,
脊柱側彎症
,
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
X線CT
,
椎間板ヘルニア
,
最小侵襲手術
,
失血-外科
,
三次元イメージング
,
手術時間
,
皮質骨
Keyword:
Cortical Bone
,
Bone Screws
,
Intervertebral Disc Displacement
,
Radiography
,
Scoliosis
,
Spinal Fusion
,
Spondylolisthesis
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Blood Loss, Surgical
,
Spinal Fractures
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Operative Time
pp.210-214
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2013222869
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Cortical bone trajectory(CBT)法による脊椎固定術について検討した。CBTによる脊椎固定術を実施し109例を対象とした。腰椎すべり症34例、腰椎椎間板症29例、腰部脊柱管狭窄症15例、腰椎椎間板ヘルニアおよび腰部脊柱管狭窄症再発7例、変性側彎症7例、腰椎分離症3例、破裂骨折3例、その他11例であった。109例中、腰椎単椎間固定術にCBTを併用した73例について検討した。手術時間は平均1548分、出血量は平均247.2mlであった。術中透視使用時間を測定した35例の平均は25.4秒であった。術後1週での腰痛VAS(創部痛を含む)の平均は23mmで、術後入院期間は18.5日であった。術後CT評価で240本中、内側逸脱が3本、外側逸脱が18本あったが、合併症はなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013