問題点の基礎的検討
Cortical bone trajectoryアプローチによるスクリューの刺入強度研究
稲田 充
1
,
緒方 研吾
,
川端 哲
,
早川 高志
,
鈴木 信治
1NTT西日本東海病院 整形外科
キーワード:
骨ねじ
,
脊椎固定術
,
強度
,
皮質骨
Keyword:
Cortical Bone
,
Bone Screws
,
Spinal Fusion
pp.1095-1100
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013353842
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種々の条件で刺人したCortical bone trajectory(CBT)アプローチでのスクリュー(CBTスクリュー)の刺入トルクと引き抜き強度について死体を用いて検証した。また従来のtraditional椎弓根スクリュー(PS)との比較検討も行った。新鮮死体1体のL1~L5の5個の椎骨を使用した。上位腰椎の刺入トルクは弱く、下位になるほど刺入トルクは強かったが、刺入条件の差による刺入トルクの差は確認できず、またL2に刺入した従来のPSと比較しても刺入トルクはすべて高値であった。引き下げ強度はトルクと同様に下位になるほど強くなっており、またbicorticalで8.0mm椎弓を残したCBTが高値であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013