発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011143730
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腰椎化膿性椎間関節炎3例の治療成績を検討した。対象は男2例・女1例で、発症時年齢は平均63.3歳であった。罹患高位はL3/L4が1例、L4/L5が2例であり、全て右側であった。症状は腰痛、下肢痛および歩行困難で、膀胱直腸障害を1例に認めたが、筋力低下をきたした例はなかった。既往歴では、糖尿病および慢性腎不全を1例に認めた。全例に抗菌薬投与を4~6週間行い、治療としては椎弓切除およびデブリドマンを2例に行い、1例では保存的に経過観察とした。1例でTh9/Th10、Th11/Th12にも化膿性脊椎炎を合併していた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011