発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006314594
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84歳女.患者は誘因なく左下肢痛が出現,軽度の膀胱直腸障害も認められた.神経学的には両側L5領域以下の痛覚低下および両側アキレス腱反射の低下がみられ,L5以下の馬尾症候群を呈していた.椎間関節造影後CTにて脊柱管内に腫瘤が造影され,以上より椎間関節嚢腫と診断された.治療としてL4-L5椎弓切除術を施行したところ,嚢腫内はフィブリノイド変性に陥っていた.術後5日目より,軟性コルセット装着下に歩行器歩行を開始し,術後4ヶ月現在,症状の再燃は認められていない
©Nankodo Co., Ltd., 2006